
「ローンが残っているけど、もう住まないから壊したい」— ちょっと待ってください。ローン中の家には銀行の抵当権が付いており、建物は借金の担保です。黙って壊すと重大なトラブルになり得ます。正しい進め方を整理します。
なぜ勝手に壊せないのか
ローン返済中の建物には抵当権 (銀行が担保に取る権利) が設定されています。抵当権付きの建物を解体するときは、原則として事前に抵当権者 (金融機関) の承諾と同意書が必要とされ、無断で壊すと損害賠償請求など重大なトラブルに発展するリスクが指摘されています (不動産・解体実務の解説)。担保を勝手に消す行為だからです。
進め方
STEP 1
残債と 担保の確認
STEP 2
金融機関へ 相談
STEP 3
同意・条件 の取り付け
STEP 4
解体・登記
- ●まず残債額と抵当権の内容 (登記事項証明書) を確認
- ●金融機関に解体の目的 (建て替え/売却/更地化) を添えて相談 — 目的によって扱いが変わる
- ●売却でローンを完済できない (オーバーローン) 場合、抵当権の抹消に無条件で応じてもらえるとは限らない (信託系不動産会社の解説) — 完済計画とセットで交渉
- ●同意が出たら書面で。解体後は滅失登記と抵当権の処理まで確認
よくあるケース
- ●建て替え — 新しい建物に抵当権を設定し直す前提で、銀行が協力する典型パターン
- ●相続した実家にローンが残っていた — 団信の適用有無をまず確認 (適用なら完済されている場合がある)
- ●売却前提の更地化 — 完済スキームを銀行と組んでから壊す
まとめ
- ●ローン中の家は銀行の同意なしに壊さない — 担保だから
- ●順番は残債確認 → 銀行相談 → 書面の同意 → 解体
- ●オーバーローンは完済計画とセットでしか進まない
金融機関の対応は契約・状況により異なります。本記事は一般的な実務の解説であり、必ず借入先にご相談ください。






