税金・費用

木造 30 坪の解体費用はいくら?— 滋賀は 135〜177 万円。50 坪・平屋・自分で概算する式まで

公開日

最終更新 | しが解体ナビ編集部

30坪で、135〜177万円

「木造 30 坪の解体、いくら?」。解体費用の相場でいちばんよく例に出る大きさです。滋賀県内の見積もりを集めた実測データに当てはめると、135〜177 万円 (坪 4.5〜5.9 万円)。全国の目安 (坪 3〜5 万円) より少し上に出ます。ただし、この坪単価が指すのは建物本体だけ。総額を動かすのは「本体以外」です。今回は、30 坪の相場を入口に、50 坪だとどう変わるか、平屋はなぜ割高か、そして電卓ひとつで自分の家の概算を出す式まで解説していきます。

この記事のポイント

  • 30 坪で 135〜177 万円 (滋賀の実測)

  • 坪単価は「本体」だけ。総額は本体以外で動く

  • 式は 1 本: 坪数 × 単価 + 付帯 − 補助金

01ものさしは 2 つある

全国の目安 (30 坪)

90〜150 万円

滋賀の実測 (30 坪)

135〜177 万円

よく引かれるのは、住宅メディア SUUMO の全国目安 (木造 3〜5 万円/坪)。一方、滋賀県内の実際の見積書を集計した民間データでは 4.5〜5.9 万円/坪 (2020〜2022 年)。どちらが正しいというより、ものさしが違います。予算は、実測の 135〜177 万円から組み立ててください。

1坪7.0万円10坪台1坪5.9万円30坪台1坪4.5万円70坪以上
同じ 1 坪を切り出しても、家の大きさで値段が違う。30 坪台は約 5.9 万円、小さい家ほど 1 坪が高い

坪数が増えるほど、1 坪あたりの単価は下がる傾向があります。小さい家ほど割高、大きい家ほど割安。その理由は、50 坪の話のところで。

02坪単価が指すのは、本体だけ

仮設養生費本体工事費付帯工事費廃棄物運搬処分費諸経費坪単価はここだけ本体以外
見積書は 5 区分。相場の坪単価が指すのは「本体工事費」の 1 行だけ

見積書は 5 つに分かれます。仮設養生費 (足場やシートなど工事の備え)、本体工事費 (建物そのものを壊す費用)、付帯工事費 (庭石・ブロック塀・カーポートなどの撤去)、廃棄物運搬処分費 (出た廃材を運んで処分する費用)、諸経費 (近隣挨拶や申請の代行など)。相場の坪単価が指すのは、この中の本体工事費だけ です。

塀や庭石などの付帯物、家の中に残った家財、道路の狭さや隣の家との距離。総額の差は、ほぼ「本体以外」で生まれます。だから相場を見るときは、坪単価 × 坪数に「本体以外」を足して考えてください。

0350 坪だと、どう変わる?

補助 50万円30 坪 (本体 177万円)3 割近く補助 50万円50 坪 (本体 270万円)2 割弱
補助金の上限を仮に 50 万円とすると、30 坪 (本体 177 万円) なら 3 割近くを賄えるが、50 坪 (270 万円) では 2 割弱

木造の坪単価のめやす (滋賀の実測集計)

30 坪台
約 5.9 万円/坪
50 坪台
約 5.4 万円/坪
70 坪以上
約 4.5 万円/坪

民間の実測集計に基づく本体工事の坪単価。総額のめやすは坪数 × 単価

重機を運ぶ回送費や足場などの仮設費は、家の大きさに関係なく一定額かかる固定費です。大きい家ほど、固定費が面積で割られて 1 坪あたりが薄まる。まとまった量の廃材は処分の効率も上がります。だから 50 坪台は坪約 5.4 万円で、本体 270 万円前後から。坪単価は下がるのに、補助金の効きは率として薄くなる。これが 50 坪クラスのお金の実情です。

大きい家ならではの注意が 3 つ。蔵・納屋・庭木がセットの敷地が多く、付帯工事の範囲決めが総額を左右する こと。家財の量は家の大きさに比例するので、自分で処分する効果がいちばん大きい層だということ。そして「敷地全体を更地にする」のが条件の補助金があって、母屋だけ壊す計画だと対象外になり得ること (東近江市など)。

04平屋は、なぜ割高?

約 50㎡2 階建て: 折り畳む約 99㎡平屋: 1 枚に広げる
2 階建ては床を上下に折り畳んだ形なので屋根と基礎は延床の半分程度。平屋は全部を 1 枚に広げた形で、上も下も延床とほぼ同じ広さ

2 階建ての屋根 (延床 30 坪)

約 50㎡

平屋の屋根 (延床 30 坪)

約 99㎡

「平屋は小さいから安いはず」。見積もりを取ると、坪単価は 2 階建てより高く出ます。カラクリは面積で、同じ延床 30 坪でも、平屋の屋根は約 99㎡ と 2 階建てのほぼ 2 倍。屋根材を外す・処分する・運ぶ手間が増えて、廃材処理費などで平均 18 万円前後の差が出るという試算もあります (民間ポータル)。部屋が全部 1 階にあるので基礎の面積も大きく、基礎を壊す重機の作業も増えます。平屋なら 100〜200 万円程度、とする業者の解説もあります。比べるときは総額ではなく、屋根・基礎・廃材の内訳を見てください。

05自分で概算する式は、1 本

坪数 × 単価 + 付帯 − 補助金≒ 150万円7894561230.=固定資産税 課税明細床面積 99㎡構造 木造99㎡ ÷ 3.3 = 約 30坪30 × 5.9万 + 20万 − 50万見積もりを評価する物差し
坪数は課税明細の床面積を 3.3 で割る。99㎡ なら約 30 坪。30 × 5.9 万 + 塀と物置 20 万 − 補助金 50 万 = 実質 150 万円前後

木造 30 坪 + 塀と物置、補助金 1/2・上限 50 万円の例

実質 150 万円前後

業者に電話する前に、金額の見当だけでも欲しいですよね。概算は「延床坪数 × 坪単価 + 付帯工事 − 補助金」の式 1 本 で出せます。坪数は固定資産税の課税明細か登記の床面積から (㎡ なら ÷ 3.3 で坪)。坪単価は滋賀の木造で約 4.5〜5.9 万円、大きい家ほど低いほうに寄せる。付帯工事は塀・物置・庭木・浄化槽など 1 項目 5〜30 万円で積む。補助金は市町の制度を確認 (補助率 1/2・上限 50 万円が県内の中央値)。

計算例です。30 坪 × 5.9 万円 = 177 万円。塀と物置で + 20 万円 → 197 万円。補助金 (仮に 1/2・上限 50 万円) で − 50 万円 → 実質 150 万円前後。この「自分の数字」を持って相見積もりに臨めば、高い安いの印象ではなく、内訳の話ができます。

概算が外れやすいのは 3 つのケース。重機が入らない立地 (手壊しになると大幅に増える)、アスベストがある (調査の結果で金額が動く)、家財が大量に残っている (ここは自分で処分すれば抑えられる)。概算は見積もりを評価するものさしであって、契約の根拠にはしない。この線引きだけ守ってください。

06相場より大事な 2 つのこと

1 つ目、2〜3 社の相見積もり。同じ家でも、業者によって数十万円の差が出ます。2 つ目、内訳が書いてあること。「一式」だけの見積もりは、追加請求の火種になります。相場はあくまで入口の数字で、自分の家の条件でいくらになるかは、相見積もりでしか分かりません。滋賀県内の業者は当サイトの 一覧 から市町別に探せます。

相場は 2026-08-20 時点の各社公開情報に基づく一般的な目安です (滋賀の実測値は民間の見積データ 2020〜2022 年集計による)。平屋の数値は民間ポータル・解体業者の公表目安、補助金の中央値は県協議会資料 (令和 5 年 2 月時点)。実際の費用は建物・立地条件により異なるため、現地調査つきの相見積もりでご確認ください。

家じまい・業者選びを
LINEで相談

友だち追加

あわせて読みたい