
見積書に「石綿事前調査費」と書いてあって、身構えた人もいると思います。でも調査そのものは、いまやどの解体工事でも最初にやる義務です。費用が跳ね上がるかどうかは結果しだいで、上がり幅はアスベストの「レベル」で決まります。成形板なら ㎡ 3,000〜15,000 円、吹付け材なら ㎡ 2 万〜8.5 万円と、桁が変わる世界です。今回は、レベルで費用がどう変わるかと、調査の義務の中身を解説していきます。
この記事のポイント
調査は、どの解体でも義務
レベルで、費用の桁が変わる
成形板なら ㎡ 3,000〜15,000 円
01レベルで、桁が変わる
成形板 (レベル 3)
3,000〜15,000 円/㎡
吹付け材 (レベル 1)
2 万〜8.5 万円/㎡
==「アスベストあり = 即、数百万円」ではありません==。ただ、量と種類によっては総額が数十万円の単位で動くので、調査結果の内訳は業者に説明してもらってください。国土交通省の目安 (㎡ 2 万〜8.5 万円) には「2007 年の実績ベース」という但し書きが付いていて、個別の現場にそのまま当てはめられる数字ではありません。それでも、レベルが違うと費用の桁が変わる、という構図をつかむには十分です。
02まず「調査」が義務
2023 年 10 月から、資格を持った調査者が、対象部分の建材を全部調べることが必須になりました。2026 年 1 月の着工分からは、塀・煙突・浄化槽などの「工作物」も、工作物調査者の資格が要ります。床面積 80㎡ 以上の解体は、結果を市町に報告する義務もあります (2022 年 4 月から、大気汚染防止法)。
施主がやることは 2 つ。見積もりに「事前調査費」が入っているかを確かめること。そして、調査結果の内訳を説明してもらうこと。この 2 つが、費用が跳ねたときの防衛策です。
国交省の除去単価は 2007 年実績に基づく目安で、実際の費用は現場条件により大きく変動します。本記事は 2026-08-20 時点の公開情報に基づきます。
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