
古い家の解体費用を大きく左右するのがアスベスト (石綿) です。いまは有資格者による事前調査が義務になっており、調査の結果しだいで費用が数十万円単位で変わることも。仕組みと目安を解説します。
まず「調査」が義務
01有資格者による事前調査
- 2023 年 10 月から資格者の調査が必須
- 対象部分の全建材を調査
02自治体への報告
- 解体は床面積 80㎡ 以上で報告義務
- 2022 年 4 月開始 (大気汚染防止法)
現在の解体工事はアスベストの事前調査が入口です。建築物石綿含有建材調査者などの資格者が調べ、一定規模以上は結果を自治体に報告します。見積もりに「事前調査費」が入っているかは必ず確認してください。
見つかったらいくら上がる?
費用はアスベストの「レベル」で桁が変わります。屋根や外壁のスレート等の成形板 (レベル 3) なら ㎡あたり 3,000〜15,000 円程度ですが、吹付け材 (レベル 1) になると国土交通省の目安で ㎡あたり 2 万〜8.5 万円 (処理面積 300㎡ 以下、2007 年実績ベース) と大きく跳ね上がります。
一般的な戸建てで多いのはレベル 3 の建材です。「アスベストあり=即・数百万円」ではありませんが、量と種類によっては総額が数十万円単位で動くため、調査結果の内訳を業者に説明してもらいましょう。
まとめ
- ●有資格者の事前調査が義務 — 見積もりに調査費が入っているか確認
- ●費用はレベルで桁が変わる (成形板 ㎡3千〜1.5万円 / 吹付け ㎡2万〜8.5万円)
- ●調査結果の内訳説明を求めるのが防衛策
国交省の除去単価は 2007 年実績に基づく目安で、実際の費用は現場条件により大きく変動します。本記事は 2026-08-20 時点の公開情報に基づきます。






