基礎知識

相続土地国庫帰属制度 — 引き取ってもらえる土地・もらえない土地

2026-08-20 | しが解体ナビ編集部

海と松原の俯瞰

「相続した田舎の土地、正直いらない…」— そんな人のために、2023 年 4 月に始まったのが相続土地国庫帰属制度です。国が土地を引き取ってくれる制度ですが、条件と費用があります。空き家との関係も含めて解説します。

制度の骨子

01かかる費用
  • 審査手数料 1 筆 14,000 円 (返還なし)
  • 承認されたら負担金 原則 20 万円 (面積等で増額あり)
02スケジュール感
  • 法務局へ申請 → 審査 → 承認
  • 負担金は通知から 30 日以内に納付 (過ぎると失効)

重要: 建物が建っていると申請できない

引き取ってもらえない土地の筆頭が「建物がある土地」です (却下事由)。法務省の Q&A でも、建物がある場合はすべて却下と明言されています。つまり空き家をこの制度で手放すには、先に解体して更地にする必要があります。

ほかにも、担保権が付いている土地、境界が明らかでない土地、土壌汚染がある土地などは却下。崖地や地中に埋設物がある土地なども不承認になり得ます。

「売れない土地」の最終ルートとして

手数料 + 負担金 20 万円〜 + 解体費と、タダで手放せる制度ではありません。まず売却・空き家バンクを試し、それでも引き取り手がない土地の最終ルートと考えるのが現実的です。それでも「管理と固定資産税が永遠に続く」ことと比べる価値はあります。

まとめ

本記事は 2026-08-20 時点の公開情報に基づきます。個別の可否は法務局の相談窓口にご確認ください。

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