
滋賀県の空き家率は 12.3% — およそ 8 軒に 1 軒が空き家です (令和 5 年住宅・土地統計調査)。実は全国的には「空き家が少ない県」なのですが、市町別に見ると景色が一変します。数字で見ていきましょう。
県全体 — 実は全国で 6 番目に低い
01滋賀県の空き家
- 空き家数 81,600 戸
- 空き家率 12.3% (前回調査から 0.7pt 低下)
02全国との比較
- 全国平均は 13.8%
- 滋賀は全国 6 番目に低く、近畿では最低
ただし中身を見ると楽観はできません。空き家 81,600 戸のうち、賃貸用・売却用・別荘を除いた「その他空き家」(放置されがちな空き家) が 48,500 戸と約 6 割を占め、その比率は前回調査から上昇しています。
市町別 — 最高 23.1%、最低 6.7% の大差
- ●高い: 高島市 23.1% / 長浜市 18.5% / 東近江市 17.5% / 湖南市 15.0% / 彦根市 14.8% / 米原市 14.6%
- ●中位: 愛荘町 12.5% / 甲賀市 11.7% / 大津市 10.9% / 日野町 10.8% / 近江八幡市 10.6%
- ●低い: 野洲市 8.6% / 守山市 8.3% / 栗東市 7.2% / 草津市 6.7% (県内最低)
高島市では 4〜5 軒に 1 軒が空き家という水準で、湖西・湖北・湖東の郡部ほど高く、大津〜草津の都市部ほど低い、はっきりした地域差があります (竜王町・豊郷町・甲良町・多賀町は統計の表章対象外)。
この数字が意味すること
空き家率の高い地域は、売却や賃貸の出口が細く、放置が長期化しやすい地域でもあります。だからこそ市町の解体補助や空き家バンクの制度が手厚い傾向があり、「地域の空き家率」は自分の実家の出口戦略を考える手がかりになります。
まとめ
- ●滋賀県の空き家率は 12.3% — 全国的には低い方
- ●ただし放置されがちな「その他空き家」が約 6 割で増加傾向
- ●市町差が大きい (高島 23.1% 〜 草津 6.7%) — 地域の実情に合わせた出口戦略を
数値は令和 5 年住宅・土地統計調査 (滋賀県公表の結果概要) に基づきます。市町別の表章は市および人口 1.5 万人以上の町のみです。






