
解体費用の 8/10・上限 100 万円 (2026-08-12 時点で受付中)。湖南市の「特定空家等除却支援事業補助金」は、金額だけなら県内トップ級の制度です。使えるかどうかは、市が認定した「特定空家等」に当たるか、この 1 点で決まります。今回は、制度の中身と、認定という入口の確かめ方を解説していきます。
補助
8/10・上限 100 万円
対象
市が認定した特定空家等
条件
敷地を全部除却して更地に
01制度の中身
補助率 8/10 は、甲賀市・東近江市 (特定空家) と並ぶ県内最高の水準です。ただし入口は「特定空家等」の認定。放置が長く、危険性の高い空き家が対象で、市の調査と手続きを経て決まります。敷地の中を全部壊して更地にすることも条件です。
補助率 8/10 で上限 100 万円に届くのは、解体費 125 万円からです (125 万円 × 8/10 = 100 万円)。滋賀の実測相場は木造 30 坪で 135〜177 万円なので、住宅 1 軒の解体なら最初から上限の 100 万円を見込む計算になります。手厚さの実感としては「8 割戻る」より「総額から 100 万円引き」に近い制度です。
02使えるかどうかの確かめ方
市へ相談
認定・判定
申請・交付決定
工事
「うちの空き家は対象になる?」は、自分では判断できません。壊す前に市へ相談が唯一のルートで、交付決定の前に着工した工事は対象外になります。
03「特定空家等」に当たるかが全て
湖南市の「特定空家等除却支援事業補助金」(令和 2 年告示、令和 5 年 12 月改正) が対象にするのは、市が認定した特定空家等の除却だけです。8/10・上限 100 万円と手厚い一方で、傷みの軽い空き家や「古いだけ」の家は対象外。認定は持ち主が希望してなれるものではなく、市の調査で決まります。市は特定空家等・管理不全空家等の認定基準を公表しているので、まず住宅課に、家が認定に当たるかを相談してください。
- ●相談窓口 — 住宅課 住宅・空家対策係 (東庁舎 2 階、0748-71-2349)。空き家管理サポート事業 (シルバー人材センター委託) や空き家バンクも同課が扱っています
- ●費用の目安 — 市は民間連携の解体費用シミュレーターを案内しています。目安を掴んでから、現地調査つきの相見積もりに進んでください
04湖南市で費用を左右すること
湖南市は 2013 年に景観条例を作った景観行政団体で、市内全域が景観計画区域です。旧東海道の石部や三雲などは重点地区に指定されていて、建物の形や色にルールがあります (除却の届出が要るかは市に確認)。旧街道沿いの町家は、隣と密着した狭い現場になりやすく、養生と手壊しの比重が上がります。
05近隣市町との違い
同じ甲賀エリアの甲賀市は 8/10・上限 80 万円で、不良住宅に加えて「跡地の地域活用」のルートがあって対象が広いのが特徴です。湖南市は上限こそ 100 万円と高いのですが、対象は特定空家等に限られて狭め。家がどちらの市にあるかで、取れる道が大きく変わります。
本記事は 2026-08-23 時点の公開情報 (市町公式ページ・県資料) に基づきます。受付状況・予算残は年度途中で変わるため、申請前に湖南市の担当課か、補助金に慣れた解体業者にご確認ください。
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