基礎知識

「古家付き土地」で売るという手 — 解体しない売却の損得

2026-08-20 | しが解体ナビ編集部

松と池のある屋敷

老朽化した実家でも、壊さず「古家付き土地」として売る方法があります。解体費を払わずに手放せる一方で、値引き交渉や契約上の注意も。損得の構造を解説します。

古家付き土地とは

住まいとしての市場価値が見込めない老朽家屋が残った土地を、建物ごと「土地」として売り出す方法です。買主が解体して新築する前提の取引で、売主は解体費 (多くの場合 100 万円以上) を負担せずに手放せます。

損得の構造

01売主のメリット
  • 解体費を払わなくていい
  • 壊す段取り・工事の手間がない
02覚悟しておくこと
  • 解体費相当の値引き交渉が入りやすい
  • 更地よりも買い手が絞られる傾向

つまり実質的には「解体費を価格で払うか、現金で払うか」の違いに近い構造です。それでも、先にまとまった現金を用意しなくていい・手間がないという価値は大きく、特に遠方の実家では有力な選択肢になります。

契約の注意 — 「免責」にも限界がある

古家付き土地の売買では、家屋の不具合を売主の責任から外す「契約不適合責任の免責」特約を付けるのが一般的です。ただし万能ではありません。地中埋設物やアスベストなど想定外の問題では争いになる余地があり、売主が事業者の場合は免責特約自体が無効になることも。知っている不具合は正直に伝えて契約書に残すのが、結局いちばん安全です。

まとめ

本記事は 2026-08-20 時点の公開情報に基づく一般的な解説です。契約条件は不動産会社・専門家にご相談ください。

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