
2023 年 12 月に改正空家法が施行され、空き家をめぐるルールが大きく変わりました。持ち主にとって重要なのは「対象が広がった」こと。所有者に関係する変更点を 3 つに絞って解説します。
変わったこと 3 つ
01① 管理不全空家の新設
- 特定空家の予備軍を新たに区分
- 勧告で住宅用地特例が解除
02② 代執行の円滑化
- 緊急時の代執行などが可能に
- 費用は所有者負担が原則
03③ 活用の後押し
- 活用促進区域の創設
- NPO 等を支援法人に指定できる仕組み
措置の流れは 2 トラック
管理不全空家は「指導 → 勧告 (特例解除)」。特定空家は「助言・指導 → 勧告 (特例解除) → 命令 → 代執行」で、命令違反には 50 万円以下の過料もあります。どちらのトラックでも、勧告の段階で土地の固定資産税の軽減が外れる点は共通です。
つまり改正のメッセージは明確で、「危険になってから」ではなく「危険になりそうな段階」から行政が動くようになった、ということです。
所有者がやるべきこと
窓・屋根の破損や草木の繁茂を放置しないこと。そして使う予定のない空き家は、元気なうちに「売る・貸す・壊す」の方針を決めること。改正法は放置のコストを着実に引き上げています。
まとめ
- ●2023 年 12 月施行。管理不全空家という予備軍区分が新設
- ●勧告 = 固定資産税の特例解除は両トラック共通
- ●放置のコストが上がった — 方針決めは早いほど安い
本記事は 2026-08-20 時点の公開情報に基づきます。個別の措置の運用は各市町にご確認ください。






